大誤算の中央アルプス・木曽駒ケ岳
2003.6.23(SUN)

いやーマイッタ! 本日日曜日梅雨の晴れ間を狙って、日帰りで北アルプス燕岳に登ろうと思い夜11時に自宅を出発した。もちろん、全く仮眠なしである。高速道路を北上し恵那山トンネルを抜けたところで屏風山PAで仮眠をとろうと停車した。1時間の睡眠は十分とれそうだ。この後の予定は4時頃登山口に着き、夜明けとともに、山頂を目指すというものだった。・・・・お休みなさい・・・・何だか寒いし首が痛いなー・・・と思い、目覚めた。”オイオイここはいったい何処だ! 何でこんなとこにいるんだ”そう、朝6時半 私はいまだ高速道路屏風山PA上にいたのだ!! 何たることだ! しっかり寝込んじまった〜〜車の中で6時間も寝ていたのだ〜 今から登山口へ向かっても時間がたりない。どうしようもないや〜。これからどうする・・・・仕方がない。今から登れるのは木曽駒くらいだろうなーと考え、急遽、木曽駒ロープウェイで千畳敷に行き、木曽駒ー宝剣岳のミニ縦走を行った。

しかし、もう6月下旬だというのに今までに見たこともないくらいの残雪がある。アイゼンはもっていなし、結構怖いかも! 登りはともかく、下りは滑りそうだな〜

アイゼン無しだったが、乗越浄土まで難なく上り、ここから主稜線をはずれて伊那前岳へ向かう。
伊那前岳から宝剣を振り返る。

まだ6月と時期が早かったためお花畑にはチングルマ・ショウジョウバカマ・シナノキンバイ位しか咲いていなかったが、咲き誇る花々を見るとほっとした気分になれる。

7月に入るとコマクサの群生に出会えるはずである・・・

宝剣岳山頂の50cm四方の岩の上に立ってみる。何でもなさそうに見えるが、まわりはすっぱり切れ落ち、まさに吸い込まれそうな〜・・と言ったところである。結構、高度感抜群である。標高2931m+173cmである。

宝剣岳から極楽平への途中の窓から雪渓をのぞき見る。スキーがあれば滑れそうな斜面であった。

伊那前岳をみる。伸びやかな奇麗な稜線である。
今回は、全く参ってしまった。車の中で6時間もしっかり熟睡してしまった。おかげで、目標の燕岳どころではなかった・・・さらに豊富な残雪で、アイゼン無しの身ではチト怖かった〜〜(前を歩いていたおばさん、5m位滑落していたがだんなさんにぶつかって止まっていたよな〜)失敗だらけの一日であった。この夏は、奥穂ー西穂、燕、常念、など企画が盛りだくさんであるが、この先が思いやられそうな幕開けであった。