6時45分:釜トンに入る。2名ほどの女性ハイカーとすれ違う。 6時42分 暗く冷たい釜トンネル。所々凍結しており、スリップしないように気をつけなければ・・ |
約20分で釜トンを抜けると周辺はすでに明るく日も登り始めている 釜トン出口の左手の雪の急斜面を下降し、川沿いに歩き、対岸に渡歩するが雪が比較的少なくあちこちが切れており何とか渡ろうとするが、スノーブリッジは崩れスキーごとドボンであった・・・シールは完全に水没・・・靴の中は大丈夫なのだが、この冷え込みだ。シールが凍らなければよいが・・・(不安はその後的中した) |
8時13分:明ける明神・・・梓川沿いにて 早朝の薄明かりに照らし出される峰々はまさに神の存在をも思わせる、神々しい光景が広がる。 |
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9時07分:疎林地帯を抜けやや傾斜が緩くなったところがリンドウ平。ここで夏道と合流したようだ。所々に赤リボンの道標が見受けられる。ようやくほっと一安心だ。ここで先行していた2名の山スキーヤーに追いつくこととなった。 高度をあげると、はっきりと穂高連峰が浮かび上がる。最高の天気である。 |
10時00分 丸山・西穂高・奥穂高・吊り尾根・・・ 見事なまでの光景に神の存在さえも信じたくなる |
10時03分:リンドウ平より夏道に合流する。ここにきて疎林地帯を抜け、焼岳全貌が見渡すことが出来る。 振り返ると背後から霞沢岳が威圧する |
11時38分:真っ白なカール地形をコルに向けて、黙々とスキーを進める。 頑張って歩いたものにのみ与えられる、至福の時を得るために・・・ しかし、登高途中に片方のシールが完全に凍りつき剥れてしまったのである。始めにシールを濡らしてしまったのが原因だろう。間に入った水が凍りつき、シールをはがしてしまったのだ。 |
コルのやや下方から右に折れ北峰を目指し斜面を斜登高する。 正面には焼岳の象徴の噴煙がみえる |
12時13分:焼岳北峰にて。 コルから少し右にそれやや急な斜面をジグで登り途中で岩が出始めたところでスキーをデポし、頂上を目指した。今回は最高点の南峰には寄らずに北峰に登ることとした。 |
12時16分: 焼岳のシンボルとも言える噴煙火口。硫黄のにおいが立ちこめ、独特な雰囲気を作り出す。確かにこの山は生きているのだ・・・ |
焼岳・北峰:噴煙口までは急峻なナイフリッジのため近寄ることは出来ない。 |
山頂で約15分の大展望を満喫しもう一人の方と記念写真を撮りあい、祝福した。 さあ、12時である。少しガスも出始めたようだ。下山はいま来たカール大地から下堀沢を滑降する予定である。 乗鞍をバックに広大な斜面が広がる、さあ、行きますか!!! 広大なパウダー斜面に飛び込み、粉雪をまき散らす・・・と言いたいところだ、技術はいまいちのためのんびり滑り降りる。ケガだけは避けたいので・・・どんどん下降し下堀沢に合流。ここからは両脇から急斜面がせり出し雪崩の巣窟のような場所だ。今日は比較的雪は安定しており、表層雪崩は起きないが、のんびりしてはいられない。危険地帯は早く抜けたい・・・ |
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13時15分:下堀沢中間部このあたりは、傾斜も緩く雪崩れた様子は少ない。 |
13時30分:下堀沢下部堰堤(2つ目の堰堤を乗り越えたところこのあたりは両脇からの斜面からの雪崩れが心配なところだ所々表層雪崩と小さなデブリが出来ていた) |
この後は最初の下堀沢出合に合流し、徒歩点をもう一度越えるのだが、やはり雪は崩れ今度は両足とも水の中にザブン・・・であった。(下山後でよかった・・) この後は再び下降地点の急斜面を登りきり、再び暗い釜トンを歩くのみ。 午後2時:この時間になると上高地側からかなりのハイカーが戻ってくるため暗いトンネル内も足音が響きあうようになる。約20分でトンネルを抜け更に2kmの坂巻温泉までの歩行を残す。3時10分に無事、駐車地点に戻った。この後は折角だから坂巻温泉に浸かってゆこう・・・ |
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15時44分: 駐車地の坂巻温泉 現在15時15分・・・どうせ遅くなりそうなので、折角だから温泉に浸かってゆこう・・・入浴料は500円であった。入浴後にいただいた、桃のジュースが美味であった・・・値段は350円と高いけど・・・ |
坂巻温泉の内湯です。こちらは程よく熱くて疲れた足腰に効きます!! 15時33分:坂巻温泉露天風呂で・・・いいお湯でした。ごちそうさま。 かろうじて見えてないですよね・・・(^-^;) |