北アルプス厳冬期・乗鞍岳スキーツアー
乗鞍岳はスキー天国!!

2004/2/11(水曜日)
メンバー:単独
形態:日帰りスキー登行



4月10日夜の天気予報・・・
晴れしかし山間部は昼から雪や雨・s・・とのこと・・・この時点でじっと出来なくなってしまった!!本日水曜日:建国記念日行くしかないでしょ!!午前中の速攻登山だ・・・ターゲットは乗鞍高原アプローチの乗鞍岳3026mピークハントだ。長野県側からは初めての入山だが、スキー場トップから標高差1000mだから何とかなるだろう。そうやって出かけ朝8時スキーリフトが動き出す8時30分が待てずに8時にシール歩行開始。順調に高度をあげるが2500mからは先頭ラッセルとなった・・・途中からスノーシューの方と二人でラッセルとなった。肩の小屋に11時30分に到着したがこのころからがすが激しく沸き立ち山頂は姿を消す。気温はどんどんと体温を奪いだす。山頂観測所の宿舎小屋の片隅に身を伏せ風をやり過ごす。この時点で山頂はあきらめ、肩の小屋から滑降となった。最高のパウダーが満喫できた!!そして、帰りにそば屋のはしごをして渋滞に巻き込まれながら19時30分に無事帰宅。しかしパウダー滑降の特訓が必要だな〜全然うまく滑れないや・・・

乗鞍高原スキー場の国設クワッドリフトの乗り場前です。リフトが動くまでに少し時間があり、のんびり景色を堪能。左の白い頂が最高峰:剣が峰、右の頂がコロナ観測所のある摩利支天。肩の小屋はこの峰の真ん中のコルにある・・・はず

同じくスキー場最上部のリフトを降りると林間コースばりに奇麗に樹林帯が切り開かれ、ここから取りつくのは一目瞭然です。トレースもたくさんあります。さすが、ツアースキーのメッカです。
リフトに一番乗りであったがもう一人やマスキー屋さんが一緒だった。彼はいつもはゲレンデスキーで馴らしているが、今日がテレマーカーデビューだそうだ。山頂へは行かず、適当な斜面を探して滑るとのこと。正面の斜面はシールで登りきれるか?と聞かれ、あれくらいなら普通に登れますよ・・・と答えておいた。さあここから、シール歩行開始です。現在8時50分。どれくらい時間がかかるかわかりませんが、12時を目安に頑張ってゆきましょう。私が先に歩きだし彼はシールを貼りつけていたが、この後、彼とは一度も会わずじまいだった。

まず最初の取り付きはやや狭く、急斜面になるとややジグが切りにくいが、足場をしっかり固めながら軽くラッセル。昨日のものと思われる、スキースノボのシュプールが交錯し、足下は崩れやすい。時々ズルズルすべりまくり。狭いながらも適度な斜度の斜面をどんどん登り、約1時間登ると、位が原と思われるだだっ広い雪原に到着した。まさに雲一つ無く真っ白な雪原が目の前に広がる・・・最高だ。景色を見ただけでも気分は舞い上がり、大満足であった。この時点で広い雪原には、もう一人スノーシュートレッカーと私とたった二人なのだか・・・やっぱりオフピステは最高です!!
更に、適度な傾斜の斜面を登ってゆく。正面に、肩の小屋が見えるのだが、その距離はなかなか縮まらない。一歩一歩進むしかない。風は今のところなく快適な天気だが少しづつガスが沸いているのがお分かりだろうか?そう今日の午後は天気は下り坂のはずである。さあ、先を急ぎましょう。

11時30分ゆやく肩の小屋に到着し、右手にコロナ観測所を見上げる。ガスがかかってきています。一方山頂方向はというと・・・・

肩の小屋の前広場にて:もう一人の方と記念撮影の交換だ。この後本格的にガス・風がひどくなる・・・

このように完全にガスが覆いかぶさってきてしまいました。一瞬ガスが飛び山頂が姿を現すのだが、すぐにかき消されてしまう。風も強くなり、肩の小屋では北部北アルプスからの季節風がもろに当たり、気温はどんどん下がってきている。じっとしているとすぐに手足の感覚がマヒしてくる。決断しなければ・・・山頂まで約1時間・・・

今日は山頂はあきらめよう・・この風とガスでは危険行為だ。ここからサクッと滑り降りてのんびりしよう。ではスキーシールをはがして出発しますか!気温が低くうっすらと降り積もった新雪のおかげで最高のゲレンデコンディションだ。まるでよく手入されたスキー場のようだ!!ほんま門の山スキー屋さんにはおそらくものたりんだろうな〜私にはぴったりなのであるが・・・

気持ちのいい斜面を振り返りながら降りてゆく。途中のディープパウダー斜面ではもう一度登り返し。楽しませてもらった・・・て言うか・・・練習させていただきました・・・と言うのが正解か?

あっという間にゲレンデトップまで滑ってきたが、カッコ悪いことにゲレンデにさしかかった途端思いっきり大転倒してしまい、かなり恥ずかしい醜態であった・・・山から下りてくるものはかっこよく決めなければならないが・・・いつかそうなるよう頑張らねば(;_;)

ゲレンデは奇麗に整地されまるで緊張感が無くなってしまいかえって、スピードで過ぎて危険かも・・・所々ゲレンデ脇に残る新雪エリアに突っ込んで練習しながら駐車地へ戻る。1時30分である。まだ1時30分か・・・このまま帰るのもったいない・・・ネットにでていた蕎麦屋さんを探そう。早速この後、観光窓口へ行き”そば処いがや”の場所を確認し向かうこととした。

県道沿いから50m奥に入った場所にそれはあった。

いがやさんの店の中には囲炉裏があります。壁にはたくさんの色紙がかけられており、ニュースキャスターや中部地区のTV局の関係者が多いようです。この辺では有名店だそうです。

ざるそば大盛りを注文しました。食べてる途中で思いついて写真を撮ったので、少なく見えますね・・・(^-^;)

10割りそばだと思います。歯ごたえしっかり目でした。

ざる800円、 大盛り+200円:1000円です。

”蕎麦処いがや”さんの店先にて。場所はややわかりにくいが、乗鞍高原への県道沿いから少しは行ったところ・・・地区ごとに番号が付けられているのでこれを探しながら行けばわかりやすい。

ちなみにいがやは”5番-9”です。

更にこの後、乗鞍高原から奈川村ー木祖村都ぬけ、国道19号に合流し、少し塩尻方面にもどり、奈良井宿へ向かった。

奈良井宿の旅館伊勢屋の前で・・・国旗が邪魔ですが・・・

奈川村を走っている最中とりました。これはどうでもよいのですが、インパクトのある黄色文字とあの文句の数々・・・こんな看板が民家の軒先に掲げてあるのよく見ませんか?知る人ぞ知る・・・看板ですね。よく日本海側の地方都市多いとか・・・・

OUT RIDER愛読者だったらよく知ってるんじゃないですか〜