2004/7/25(日):
この夏初の3000m峰;南アルプス北岳山頂3192mpeakをゲット!(暫定更新版)

メンバー:単独、日帰り、ピークハント
広河原アルペンプラザ前:6時45分出発ー白根御池小屋着8時10分ー小太郎尾根分岐9時40分ー北岳肩の小屋着10時18分ー山頂着11時00分ちょうど。下山開始11時30分ー八本歯のコル11時56分ー大樺沢二股13時28分ー広河原小屋前14時56分ー15時広河原アルペンプラザ前着。

行動時間:9時間(登り4時間15分)(下り3時間30分)
累積高低差:1670m


2004年7月18日。海の日。2003年秋に行なった奥穂ー西穂縦走に味を占め、今年は西穂から奥穂に向けてテン泊縦走を企て望むこととなった。今年はすでに梅雨明け宣言も出され天気はあまり気にもしていなかったが、直前の天気予報では福井県」・岐阜県山間部は激しい雨・・・などと、拷問に近い予想が発表されていた・・・が、とりあえず行ってみよう!最近の合言葉である!岐阜市内で相方と待ち合わせ、やや曇りがちの空を見上げながら出発。東海北陸道を走っていると八幡辺りからポツリポツリ・・・更にせせらぎ街道を進むと前がまともに見えないくらいの凄まじい雨となる・・・コリャだめだ!!さすがにこれ以上進むことは不可能とあきらめそそくさと来た道を戻る・・・トホホであるがしょうがない。

そして、帰宅後、正午ごろになると雨も上がり 少しずつ晴れ間も見えてきた。このままボーッとするのはもったいない。さっそくMTBをクルマに積み込み近場の極低山400少しの百々が峰に向かう。(以前自転車を盗まれたあの山である。)ここで林道を往復し蒸し暑さで目がクラクラしながらMTBをこぎ上げ一汗かく!帰宅後、まだモンモンとしてるので、いっちょ行くか!!と盛り上がってしまい帰宅後すぐにザックを詰め替え2時間の小休止の後、山梨県は甲府まで足を伸ばすこととした(やけくそな日程だな〜・・・)

南アルプス広河原から日本第2位の標高を誇る北岳3192mを目指した。まずは前夜8時に岐阜を出発し、中央自動車道を茅野まで走り、そこからは国道20号を走り南下。深夜1時には韮崎に到着。韮崎から、南アルプス・・・という標識に誘導され登山口のある芦安に到着したのだが、ここで失敗が発覚。勉強不足のため知らなかったのだが、今年より芦安から登山口のある広河原までのクルマの乗り込みが規制され、全て手前の芦安でシャトルバスに乗り換えしなければならないようだ。始発は5時35分とのこと。現在深夜1時・・・4時間あまりの待ち時間である。いつものように荷台の中でシュラフに包まって寝てしまった。朝4時起床。もう周囲はすっかり明るくサンサンと日がさしている。暑くなりそうな天気だ。始発に乗り込み約1時間クネクネ道のバスに揺られフラフラになりながら広河原に到着し。ここでは天気は余りよくなく雲も覆いかぶさっている、時々ポツリポツリ・・・と雨も落ちているがここは進むしかないだろう! そそくさと歩き出す。地図をコースタイムを頼りに何とか日帰り可能だろうと歩く。登りコースタイム6時間のところ4時間30分で山頂ゲット!30分の休息後下山開始。コースタイム4時間30分のところ、3時間30分であった。(地図のコースタイムはかなり甘く記載されているのだろう・・・)結構な急傾斜のコースと滑りやすい斜面のためかなり疲労してしまった。(毎日トレーニングしているつもりなのにやっぱり歳は隠せないようだ・・・それとも出発直前の自転車山行が影響したのだろうか??)帰りのバスはクネクネ道を1時間立ちっぱなしでこれまたフラフラ。やはり3000級の山である。遠距離と相まって疲れまくりであった。まずはこの夏の課題:北岳日帰り山行き成功である。山頂はガスに覆わわれ見晴らしは悪かったが、この夏初の3000mの高山を体感できてまずまずの山行きであった。

白根御池小屋横にあるテント場。ここから草すべりの急登が始まる。

おお〜富士山だ!さすが南アルプスである。富士山が近い!

鳳凰三山:地蔵岳ー観音岳ー薬師岳を眼前に望む

富士山を背景に御満悦
肩の小屋から北岳山頂まで早く30分の道のり。山頂は多くの登山者でにぎわっている。 出発6時40分。山頂11時ちょうど。中40分の休憩を挟んで、約約4時間のコースタイムであった。途中は樹林帯の急登が多くやや疲労気味である。

北岳山頂にはバットレスを登攀してきたクライマーの姿も多い。 ミヤマオダマキの可憐な花が疲れをいやしてくれる。さすがは花の北岳である。高山植物が咲き乱れている。 下山路は北岳ー八本歯のコルー大樺沢ー二股ー広河原を経由した。約3時間30分のコースタイムであった。大樺沢途中のバットレス取り付き付近にて第4尾根を見上げる。

北岳は南アルプスの最高峰であり、国内第2位の高峰であるがゆえ人気の山である。
どのコースもひとが多く静かな山旅・・・とは言い難いが、花の咲き乱れる風景を見ていると心がいやされてくる。
少しアプローチが遠いのが難点であるが、時間をかけてゆくり縦走するのが善いだろう。また機会があれば訪れたい山域である。