2005/01/01:伊吹山スキー登高
ほぼ毎年、元旦の恒例とも言える伊吹山詣に行ってきました。前日31日から東海地方〜近畿地方は激しい雪が舞い、ゆきの少ない伊吹山でも明日はしっかりと積雪が期待できます。深夜3時明けましておめでとうございます・・・の時間ですがさっそく伊吹山に向かいます。山間部に入ると積雪は15-20cm位有り、この辺特有のべちゃべちゃ雪です。この雪では登るのも滑るのも大変です。上野登山口まで1.8kmの歩行ののち取りつきます。1合目まで来ると一人のトレースが続いています・・・3合目の途中で10名くらいの集団がシューシューを履いて下山してきます。現在7時・・・まさか山頂から??戸思っていたら、その集団の方が”スキーで山頂まで行くんですか?”ときいてきた。”そうですよ”そうか・・3合目からの折り返しか〜となっとく・・・まさかこの時間にこんな若い人たちが山頂目指すこと無いだろう。



相変わらず元日の日の出は拝めませんでした。しかし朝の陽に焼けた雪面が微妙に色が変化し奇麗です。トレースは1人のみで登りの時にすれ違った10名くらいの集団は3合目から下山していったようなので山頂を目指しているものはおそらく私と先行する一人だけでしょう


伊吹山にしては十分な雪ではないでしょうか。ただし、ベチャベチャ雪で足に負荷がかかります。スキースノボの客も徐々に増えてきています。ここのゲレンデは3合目が中心ですが、6合目以上からは更に素晴らしい景色が広がります。まあ、スキースノボの客は景色を見に来ている人たちではないでしょうから関係ないかもね。琵琶湖も奇麗に見えますが山頂方向は徐々に雲が増え始めています。

山頂までの湿雪ラッセルのためかなり体力を消耗してしまいました。さらに下りでは重たい雪に足が捕られ、まともにすべれません。シュプールは・・・全然奇麗ではありません。体力不足でした・・・
2005/01/03:鈴鹿北部御池岳スノーシュー単独ラッセル

鈴鹿山脈北部御池岳を木和田尾から目指したのです。夏でも歩いたことはないのだが、この時期に御池岳を登頂するのは国道306号線が冬期通行止めとなるため、コグルミ谷などの夏ルートはほとんどが閉鎖状態である。このためMTBをつんで国道306号線を登ってやろうと企てたが、テカテカに凍結しており、車から降りて偵察中にツルリと滑って転倒!MTBはあっさり諦めた。次の手段として谷ルート以外のルートとして木和田尾が良さそうだとかんがえた。ログハウスアタントのとなりの藤原パーキングに駐車し、歩いて取りつく。結局取り付きが8時になってしまい、時間がかなり制限されそうだ。私と同時に入山した方がいたが彼も御池を目指すといっていたのだが,私が途中で間違えて遠回りの別ルートをとってしまったので、彼とはこの後は会わずじまいであった。今回はスノーシューを持参してきた。御池の斜面ならばこれが正解だろう。歩き初めて30分すでに、20cm程度の積雪で未だ踏みが少なく歩きにくいのでシューを装着しペースアップする。このルートはひたすら登どんどん登り、ようやく白船峠にたどり着きここからようやくいつものルート・・・といった感じだ。雪は結構多く、で30cm-50cmとなり、スノーシューが効果てきめん。そしてコグルミ谷ルートに合流する頃にはこの冬のトレースはまだ一つもなく、ここからは単独ラッセルが待ち受ける。時間はどんどん消費し、山頂までの気の遠くなるようなラッセルにはいささかまいってきた。最後の山頂への登は完全な谷ルートであり、1m以上の積雪も有り、完全に腰までもぐってしまうこともあり、尾根斜面を探し、少し北側にルートをそれ、山頂を目指した。最後の1時間の膝下ラッセルのつらかったこと・・・・ナンとか山頂を攻略したが、時間はすでに1時40分だ。山頂にはトレースは全くなく、雪の降り始めた31日以降の登頂は恐らくはじめてだろう。あんパンとコーヒー・カロリーメイトを食べ全力で下山だ。下山目標は4時30分。山頂直下の下山路は通常の夏道の谷ルートをとったが、やはり積雪が多く、上りにここに入り混まなくて正解であった。もし谷に入っていたら、かなりヤバイ状況になっていただろう。下山時に確認してみると私の後に3人くらいのトレースが付いていたが全て冷川岳や白船峠で引き返しているようです。恐らく同時に入山した方もここで引き返したようです。
下山は4時10分で、総行動時間は8時間10分。累積標高差:1540m、最高到達点:御池岳丸山1247m。