2005/02/13(日)
薮山ツボ足ラッセル・・スキーはひたすら担いで、林道パウダーでHAPPY!

メンバー:単独
形態:山スキー登高

本日は昼から仕事の為、午前中の空き時間を使って、1時間で行ける山へ行ってみました。

虎子山:1183m(とらすやま)・・・場所は岐阜県春日村・国見岳スキー場の脇の林道を歩き、国見峠(伊吹山北部稜線)から北へ進む稜線上の山である。
ここは薮山愛好家にはよく知られた山で、夏などはナタ持参で登る人もいる。昨年初夏に伊吹山へ行くさいにすれ違った人から、トラス・・・へ行くと聞かされ、どこにあるんじゃ??25000の地図には三角点はあるが山名は記載されておらず、ネットで調べてみると以外と登山者は多いようなので、以前からトラス(虎子)という名前も良い響きであったため、かなり興味を持っていたのです。今回この薮山にあえて山スキー持参で望んでみました。まずは国見岳スキー場の駐車場に車を置き、林道を歩きます。除雪がほとんどしていないのでいきなりスキー歩行が出来ます。順調に峠につきここからが本番です・・・いきなりの急登と薮のためまずはスキーをザックにくくり付けて登ります。薮がひどくなると歩腹前進です! いけどもいけどもシール歩行が出来ず標高差200mまでツボ足で登りました。稜線1000mにでるとようやく疎林帯となり、ここから一気にシール歩行で時間短縮です。なかなか快適な稜線歩行ですが緩やかなアップダウンのためお世辞にも帰りのスキーが楽しめることは期待出来ません・・・最初から覚悟してたので良いのですが・・・何とか虎子山1183mの標識を見つけ記念写真と珈琲をのみ、山頂からは北アルプス・御嶽・白山・伊勢湾・濃尾平野・・の眺望が楽しめました。30分くらいすると琵琶湖方面から雲が沸き立ってきたので下山開始です。稜線もほんの僅かにスキーで滑っただけでほとんどは手に持っての歩行です。時に下りの歩腹前進が要求されますがこれは大変でした。薮の斜面もほとんど滑ることは出来ず、国見峠まで降りました。さてここからは約2kmの林道パウダー滑降です。積雪量は少なめですが、トレース以外はしっかりとしたパウダーです。今日はこれで満足です!!途中で登ってゆく10名のパーティーとすれ違いざまに”スキーはいいなー・・・!”楽しそう!! 気持ちいだろうね!!と大合唱されました。(確かに林道下りはいいけど、その分薮は苦労してんだよっ)林道下りは10分でした。無事に12時に職場復帰し仕事をしましたとさ・・・こんな日もあってもいいんじゃない。


まずは国見岳スキー場の駐車場に車を止めますそこから伊吹山北尾根に続く国見林道を歩き始めます。除雪がしていないので、いきなりスキーでシール登高が出来ます。気分良くレッツゴーです。小1時間くらいで国見峠に到着です。ここから稜線上を南に行けば、国見岳〜伊吹山方面です。虎子山はここから薮斜面を登って北に向かいます。さあそれでは、重箱の隅をつつくような山行の始まりです・・・(本当に滑れんのかいな〜〜??)

いきなり急登と薮にザックにくくり付けたスキーが引っ掛かりまくってなかなか前に進めません。最後の手段で歩腹前進で何とか突破です・・・アホですこんな所にスキーを持ってくなんて!!でもここまできたら引き下がれません。頑張って進みます・・・約30分くらいで少し疎林地帯に入りました。少しは滑れるかな〜〜??なんて期待をさせますがすぐに薮に引っ掛かるようになり夢を打ち砕きます!

ここまできてようやく稜線の疎林帯ですが、アップダウンのため決して滑って快適・・・と思える場所ではありません。結局はスキーを手に持ってツボ足になってしまいそうです(;_;)それでも眼下には春日村の集落が見下ろせ深い閑散とした土地に興味が引かれます。私の好きな雰囲気なのであります(寂れた廃虚趣味なのかな〜〜)

最高点ののっぺりとした台地から南方向に伊吹山山頂がどっしりと鎮座しています。


山頂への最後の稜線歩きです


何となく素晴らしい稜線に見えますがスキーには不向きなのです・・・
真似していって泣いても知りませんよ



ここがあのとらす・・という響きに興味を持った虎子山山頂です1183mです。この日は山頂から御岳・白山・北ア(奥穂〜槍)乗鞍まで見渡せました。決してピーカンではありませんでしたが、ガスが少なく遠景は澄んで見えました。びっくりです。しかしこの後すぐに琵琶湖方面からモコモコとガスが沸いてきます。たちまち遠景は遮断され伊吹山さえ見えなくなります。さー、スキーを担いで再び戻りましょう。歩腹前進で下り斜面を頭から下ってゆくのはなかなか大変です。頭に血が上ってきました!!約30分弱で国見峠に到着しました。ここからはようやく快適な!!??林道スキーダウンヒルが待っています!!今日はこれで大満足です!!午前中に職場に戻って昼からはチョイと仕事です。


林道に描いた一本のシュプール・・・何だか寂しいですね。しかし、途中ですれ違った10名のわかんラッセルグループの方達に”スキーはいいなー・気持ち良さそう!”などとはやし立てられ、気分良く滑って行った私なのでした。

最後に虎子山の地形図をどうぞ