2005/03/27(日) 私の山スキーの原点・・・山スキーデビュー3シーズン目のノブセの滑りは? 岐阜県奥美濃 野伏ケ岳1674m メンバー:単独 形態:山スキー登高 |
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2003年の4月もある日・・・雑誌・ヤマケイで見た槍ケ岳厳冬期日帰り記録・・・この記事が私の心に火をつけたのだ。雪の季節・・私は山はほぼオフの状態で、春〜残雪期になると重い体にムチを打つ・・・と言ったパターンであった。一向に山の世界が広がらず行ける場所もワンパターンで今ひとつモンモンとしたジレンマにはまっていたのです。そんなときのこの記事ははっきり言ってショッキングでした。更に私と同じ職業の方であり、私よりも忙しい日程の中での山行だったのです。 山スキーか・・・昔は冬はゲレンデスキーばっかりだったからこれなら私にも出来るかも・・・そう思って、シーズンも終わりかけの4月中旬・・さっそく行きつけの山屋さんで在庫の山スキー道具を調達した。全部で20万近くかかるとわ思わなかったが・・・買った次の日に岐阜県では有名なノブセという場所を店の人に聞いてとりあえず行ったのでした・・・・初めて山スキーを買ってなんの知識もなく、いきなり本ちゃん・・・登りは善いけどスベリはそれこそ悲惨な状況・・・そんな山スキー始めであったのです。その年は3ヶ所の山へ行っただけでシーズンは終わってしまった・・・ それから2年が経過・・・一昨年・昨年に続いて今年もノブセに行ってみました。ここでの滑りが自分の山スキーのバロメーターとも言うべき場所なのです。 |
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奥美濃〜白山周辺の山で岐阜市内方面からアクセスが良く素晴らしい景色と斜面が魅力の野伏ケ岳1674mは東海地方の山スキーの名ゲレンデとも言うべき山です。さて昨年に続き今年もやって来ました。今回で3回目です・・・白山中居神社前に車を置き6時に出発。ほぼ同時に出発した男性に続くか立ちで歩を進める。林道に沿って淡々と歩く・・・約1時間の歩行で適当に林道をショートカットして和田山牧場跡地の広大な斜面にでる。ここから見る白山連山や野伏ケ岳はただただ感動するばかりです |
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広大は雪原に横方向に広がるパノラマが最高です。この景色に出くわして初めてここに来たンだ〜〜と感動できます。単調な林道歩きの疲れが一気に吹っ飛びます。しばし写真撮影を楽しみました。ここまで1時間20分程度です。 |
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今日は一筋のトレースがあリ、先行する山スキーヤーの後を追います。更に雪原を進み少し下り気味に行くと・・・ここは北海道かいな・・・と思わせるノートレース・ノートラックな雪原が広がっていました。 |
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正面にノブセを望みながら進みます・・・ |
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朝日に照らされた木の陰が早春を感じさせます。 |
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いつもの様にダイレクト尾根に取りつき尾根筋に忠実に進みます。まだ8時くらいですが南東斜面のため雪が重たくなってきました。尾根上につくと、はるか先に先行する山スキーヤーが3名いました。今日は靴上ラッセルで、このトレースをありがたく使わせていただきました。ありがとうございます・・・ちょうど2/3位の行程にある一本ブナの木です。ここから山頂間で約1時間くらいでしょうか・・・ |
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どんどん登って徐々に急斜面となり、ややクラスト気味になってきました。滑落しそうになってきたので最後の斜面はクトーを装着し一気に登ってゆきました。途中で2名の山スキーヤーと挨拶を交わし、抜いて進みます。もう一人の人が先に山頂に向かっています。 |
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山頂到着です。先行の山スキーヤーが1名先に休まれています。そして先程の2名もまもなく到着・・・4人で写真交換をし、しばし歓談・休息・・・30分後・・・いよいよ滑降開始です! |
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山頂から薙刀山〜日岸山〜よも太郎山〜願教寺山と続きます。 |
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さあ滑降開始です。先にトレースをつけてくれた方にノートレース斜面にフォールラインを描いていただきます・・・GO!
GO! GO! 初めて滑ったときは山頂付近はウインドクラストでコケまくり、中間斜面のモナカに突っ込みコケまくり、最後の緩斜面は全く滑らず、スキーを担いで歩きまくり・・・ツボ足に向かれて・・・・悲しい思いをしたんだよな〜〜〜でも今回は全く違った。快適な滑降を楽しみ中間斜面の重い雪はフロントを持ち上げ滑降、最後に緩斜面の超重たい雪はまっすぐチョッカリ+スケーティングで和田山牧場に戻ってきた・・・30分くらいの出来事であった。登りは4時間下りは駐車地点まで合計1時間。速攻で降りてこれた・・・快適だーまだ昼前だもんな・・・・ |
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そしてノブセを見送ってバイバイである・・・ また来シーズン・・・かな!? |
少しづつ山スキーにもなれてきて自分のペース・自分の滑りもわかってきた。今回は雪の状態から、正面ルンゼには飛び込まず北東尾根を下った。比較的雪が善い場所ではあるがここでも後半は超湿雪であった。ダイレクト尾根はもっと重たかっただろうから正解であった。次回は状態によっては正面ルンゼに飛び込んでみたいものです・・・一人だけだと雪崩れたときがまず行けどな〜〜。 | |