2005/11/27(日)綿向山ーイハイガー雨乞 + MTB周回 ハイク&バイク
全行程34km
累積標高差1755m
下降1815m
行動時間7時間55分
最高到達点1238m:雨乞岳
ややハードな山登りが好きではあるが、かといってそんなにストイックな性格でもない。あれやこれやてんこ盛りで何でも一緒に楽しめばいい性格である。山スキーするには季節は中途半端だし、遠くまで高山目指すのも疲れ気味だし・・・仕事のこともあるし・・・こういうときは・・・そう!鈴鹿周辺である!
何でもありで、ハイキング+MTB+温泉+そして余裕があれば、蕎麦道楽!もうこれしかないでしょう!!というわけで地図をパッと広げて、適当なコースを即興で作ってみた。
深夜1時30分に自宅出発。途中休憩などで4時30分に現地着。
鈴鹿スカイライン沿いの雨乞岳の登山口である”稲が谷登山口”付近で仮眠。朝7時に起床。かっつり寝込んでしまった!!シュラフが心地よく寝すぎてしまった〜!本日は縦走ルートのため、雨乞岳からの下山口にMTBをデポし、車で入山口である綿向山登山口へ向かう。デポ地から約21kmの距離。全体的にはダウンヒルコースである。強烈なのぼりは無いが中間部で2kmの登りと最後の最後にダラダラとした登りが来るが、疲れた状態でこれがクリアーできるかどうかが不安・・・

”表参道登山口”から取りつく。朝8時出発。天候はイマイチ。山頂方向はガスが懸かり視界不良。ひょっとしたら時雨れているかもしれない。しかし、もうスタートしたら雨が降ろうが雪が降ろうがMTBを回収するため進むしかない。予定より1時間遅刻である。晩秋では夕方5時には真っ暗だ!何とか夕方4時くらいまでには行動完了したいものです。とにかく進もう。西明寺の登山口からハイペース・ノンストップ:1時間10分で登り上げて9時15分に綿向山1110mに到着。風・ガス強く展望不良。そそくさとイハイガ方面の稜線ルートへと向う。

9:10AM

綿向山から少し草原の稜線を進むと、ブナの珍変木という木がある。ごらんのとうりループ状に幹がサークルを形成しこの輪の中をくぐると幸福になれるというものである。当然、普通の人が考えるように私もこの輪をくぐってみたことはいうまでもない。

9:26AM

もこりと丸い頂がイハイガ岳山頂です。ガスってます・・・

綿向山からひと下りで、だだっ広い草原の丘陵地を通過。少し高度を下げるとガスははれ風は強いが、そんな寒くも無くなってきた。約1時間でイハイガ山頂964.1mに到着。この頃から徐々にガスが飛び天候回復。この時間帯に綿向山にいれば展望に恵まれたことでしょう・・・ここまでは極め順調です。小休止とゼリーでエナジー補給。15分の休息後・・・さて出発です。

9:41AM

少しゆくと右側がすぱっと切れたガレの崩落壁を通過。ここで分岐を見逃し地図上支尾根に入ってしまい、どんどんと下降した揚げ句、何だか水の音・・・いかん!道間違えだ。どうみても谷側に降りすぎだ。やや複雑な谷へ下降してしまったようだ。少し戻り別のルートへ・・・・これも主尾根にはつながっていないここでうろうろし地図やGPSを確認・・・仕方ない・・・今通過したイハイガ山頂手前のガレまで戻ろう・・・約45分のロス。750m地点からもう一度900mまで登り返しだ・・トホホ。もとの場所に戻ると案の定、本来右へ入るルートを見落としたようだ。不注意である・・・

9:59AM

やや危険なガレた稜上を歩き少し穏やかなルートとなり大峠に到着。ここで暑くなってきたため上着を脱いで再出発。ここからがかなり足に疲労が出てきてややきつめのダラダラ登りを約30分で清水の頭に到着。ここは丈の低い笹とススキ野原のため風は強くかなり寒いが展望は最高であった。のんびりしたいが時間がない。約15分の休息の後再度出発。

清水の頭から鎌ヶ岳をみる

0:20PM

イハイガから清水の頭〜雨乞岳

清水の頭から左:御在所、右:鎌ヶ岳

東雨乞岳から雨乞岳

1:17PM

東雨乞岳山頂

雨乞岳1238mまでコースタイム40分。何とか30分未満で到着。少し休憩・・・風も強く、寒い。6名のパーティーがなべ焼きうどんを作っておりいい匂いがする。しかし帰りのMTBの時間を考えるとさっさと退散せざるを得ない。急いでざれざれの沢道を下山。

1:12PM

稲ヶ谷を下降途中の紅葉に目を奪われる・・・

1:49PM

去りゆく晩秋・・・せせらぎの水面(みなも)に散りゆくモミジ

1:50PM

稲ヶ谷下部。三段の滝.

このあたり意外とトラバース道が狭く、足場も悪きので要注意です

2:21PM

そして稲ヶ谷付近にデポしたMTBを無事回収

2:31PM

さあ一気にダウンヒルの始まりです。14時30分下山口に到着。MTBを回収しいよいよダウンヒルの始まり。MTBは全長21km走行予定。鈴鹿スカイラインはほぼ下りで快調に飛ばす。ややアップヒルもあり足はガクガク・・・根性で降りずに漕ぎ続ける。

紅葉を横目に見ながら爽快に下ってゆける鈴鹿スカイラインの区間です。

約1時間の走行の最後に緩徐な登りコース約3kmにさしかかったが最後はもう足が動かなくなりあえなく降りてMTBを押して歩く。3:54PM無事駐車地の綿向山の駐車場に到着した。疲労困憊足はパンパン・・・
16時15分:この後はお楽しみの温泉です。今MTBで降りてきた道を車で10kmさかのぼり国民宿舎かもしか荘の露天風呂です。お風呂で足のストレッチでようやく疲労から回復です!
非常に疲れたタフなコースであった。道迷いで標高差200mくらいは余計に登っているだろう。この登り返しが後々響いてしまった。さらに帰りのMTBは全てダウンヒルではなく緩やかな登り返しがMTB全行程21kmの内、途中の2区間:2+3km=5kmが登りであり、ハイクでただでさえガクガクになった足にバイクがさらにひびき、足は完全に棒のようになってしまいました。
高低差の後半での2回の登り返しは、距離・傾斜いずれも軽いものです。今回は山スキー対応のなだらかな起伏のコースでトレーニングのつもりで設定しましたが、意外にもきつく帰路のMTBは最後の登りで降車するという情けない結果でした・・・フ〜〜
蕎麦道楽・・・本日は無し
温泉・・・滋賀県甲賀市土山町大河原:国民宿舎かもしか荘のこじんまりした露天風呂(少し塩素の臭いがきつかったな〜)

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