【No.20】【日時】2007/06/03(日)
ファイナルカウントダウン2007山スキー:これで正真正銘ラストラン?恒例の6月毛勝遠征の行方はいかに
【山域】毛勝山 2414m
【コース】阿部木谷−毛勝山山頂−中谷側へ250m滑走後上り返し−ボーサマのコル−毛勝南峰ルンゼ滑走−最終堰堤
【場所】富山県 魚津市
【日時】2007年 6月3日(日)
【標高差】1400m+200m(滑り込み分)、行動時間:9時間(休息・待機等2時間含む)
【メンバー】篠崎純一(高山市)、操 潤(岐阜市)、MINMIN女史(東京都)
【天気】晴れのち曇りその後晴れ・・

【私的お勧め度】滑走快楽度★★★:景観★、滑走難度★★:登高難度:★★  
(※☆〜★〜★★★:三つ星評価;天候・雪質の状態で滑走・登高難度は変わります)

前日の6月2日:土曜日、一足先に篠崎氏は富山県は毛勝三山:猫又山に向かったとメールがあった。翌日3日(日)は彼と現地で合流して今シーズンのファイナルカウントを数えることとした。
6月に入っても悪あがきで岐阜から富山県毛勝山塊へ1年ぶりに遠征です。今回はMLでの交流から東京のMINMIN女史も遥々合流。さてスーパーデコボコパーティーの運命やいかに・・・・・

6月3日当日早朝、東京から夜行列車(素敵な響き!!)遥々参加したMINMIN女史を朝5時20分JR魚津駅でピックアップし、前日は猫又谷下部で薮地獄?で苦労した篠崎さんと合流し、山スキーファイナルステージ第一段の毛勝山に向かった。最終堰堤に車を止めたが、落石処理や除雪がされており、我々以外の地元車はさらに上部空き地まで車乗り入れ可能でした。

6:30阿部木谷から毛勝谷を詰める。ところどころ例年とはルートが変わっている。大きな石のゴーロ帯やらデブリ帯を越えて、ようやく大明神沢を過ぎたあたりから雪が繋がりシール歩行可能。最後のコル詰め上がり標高2200m位から雪のスリップ
が多くなりつぼ足に変更。

山頂10:55.この時点で当然MINMIさんまだ到着せず。待ち時間の間に中谷側広大斜面に標高差200mくらい滑り込むが、たて溝がひどくお世辞にも楽しい滑走ではなく遅れているMINMINさんを放ってはおけず登り返して山頂へ。約1時間30分は遅れており仕事を控えた篠崎氏ややあせり気味・・・待ち時間を2時間のリミットで、下山とした。

丁度ボーサマ谷のコルから滑ろうとしたところでMINMINさん登場。篠崎さんは職場の夜間待機のためここで別れて先に下山。遥々東京から参加のMINMINさんの希望をかなえるため、篠崎氏には先に下山してもらい、私が待って彼女に空身で毛勝山頂往復を指示。結構早く約20分で山頂往復して戻ってきた。その比較的余裕のある姿を見て私は・・・・・・決断!”卑しくもアルペンスキーヤーなら南峰ルンゼから!” と無理やり?連れてゆき、南峰上部から観察し雪質ばっちり、斜度わくわく状態を確認し、ルンゼへダイブ決行。まずは自分が飛び込み快適斜面を確認し、コワ〜〜〜といっているMINMINさんの尻を押した!その後は意外に強気で滑走するMINMINさん(下の写真)・・・お見事!!!急斜面をなかなか攻撃的かつ華麗に滑走。後から思うと、毛勝本谷の方が溝・落石が多く滑りにくかったかも・・・・南峰からの滑走は快適でした。
総評:本谷よりも雪が綺麗で北面寄りのため適度に雪はしまっていました。スラフ雪崩が出るがゆっくり流れる感じで滑走の方が早いので安心。斜度は山頂直下で最大斜度45〜50度、すぐに緩んで40度平均で標高差150mくらい落ち、その後は本谷に合流。シュルンド・クレバスは小規模なのがありましたが、概ね滑らかな快適斜面。むしろ本谷の方が荒れていた・・・

16:45恒例の温泉行:金太郎温泉・・・・何だかとっても大きな温泉施設でいわゆる以前に流行ったタイプの娯楽施設併設型大型浴場!!でも施設は新しくとっても綺麗なのでよく”ご老人のう○こ”が湯船に浮いていたて感じではありませんのでご安心くださいませ


17:40魚津駅でMINMINを見届け

19:45 高山市内・・・もはや常連となりつつある、蕎麦正 せと さんで蕎麦三昧を食す。閉店間際の駆け込みで客は私だけ。そばがき、ざる、冷製かけ蕎麦のセットでした。どれもがなかなかにさわやかな蕎麦の香りが心地よい。店主とその奥様と蕎麦談義を楽しみ店を後にし一路岐阜市へ・・・・途中の高速は何度か仮眠を繰り返し自宅着は日が変わって0:30となってしまった・・・出勤まで残された時間は5時間となってしまった・・・山スキーの疲れで仕事に支障を来すことはありあえない。充実の気持ちでGO!である
日が変わって操・・0:30に岐阜着。途中で何度も爆睡
南峰ルンゼは暫くは大丈夫そうです。幅も広く雪も上部から全て繋がっています。なお、毛勝本峰直登ルンゼも狭いながら繋がっていました。最頬部は2-3mくらいといった感じでした。

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