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こんなシリーズに誰がした?と言うわけではありませんが、最近はこれくらい歩かないと満足できない気分。当院N婦長と診察の合間にこんな話をしていた・・・”近くでまだ言ったことの無い100名山は?” 二人とも ”鹿島槍かな〜〜”・・・ ということで、では一緒に行きますか〜と相成った。N婦長さんは私より一回りほど年上なのですが毎日の6km歩行、毎週の金華山300m強のトレーニングのおかげでやたらロングルートに強い。しかもほとんど単独行でこなし、遠征距離は車で300kmは十分日帰り圏内だ。登高スピード以外は私とほとんど体力的には変わらない。それでは、仕事が終わった土曜日午後、私は金華山ハイクでまず汗を流し、減量にいそしみ、夜19時30分婦長さんの自宅にお迎えに行くということで話がまとまった。
相変わらず寝ないで大丈夫かな〜〜とすこし不安になりつつ自宅発。予定通り待ち合わせて高速でひたすら、長野県を目指す。婦長さんは後部座席特製フラットスペースで完全爆睡!(走りながらの爆睡は違法です〜〜)婦長さんは3時間は寝ていたな〜!私は前日金曜日が3時間睡眠だからかなり厳しい行程か?
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岐阜を7:30分に出発し、扇沢0:00に到着し、駐車場で出発準備を整えた後、爺ヶ岳登山口00:50AMに車を移動しいよいよ出発。N婦長さんはこんなくらいなか歩くの怖くない〜〜??と言いながら一人先にさっさと暗やみの登山道を歩いてゆく有り様・・・慌てて追いかける私・・
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少し歩くとこんな黄色の標識が10分間各くらいで出てくる。歩行ペースをつかむにはいい感じですが真っ暗で何がなんだか・・・・
1:21AM
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ガイドブックに載っているケルンとはここか?? 1:39AM到着 |
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石畳の標識・・確かに足下は石畳だった。整備され尽くされ極めて歩きやすい登山道であります。先人の努力を偲んでしまいます・・・・大変ご苦労様でした。
2:33AM
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水平道・・・緩やかに登ってゆくがまだ先は長い・・・2:45AM |
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3:42AM 種池小屋に到着です。小屋の中でヘッデンが揺れていました。我々と同じヨにこんなくらい夜中から行動開始の人もいるのですね。ここから爺ヶ岳山頂はほんの30−40分程度だろうか?少し休息してぼちぼち歩きますか・・・ |
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種池小屋の外観。ストロボで宿泊者にヒンシュク買ったかな〜 |
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種池小屋を出発し途中で風が強くなりジャケットを羽織り進む。そしてほんの30分ちょっとで爺ヶ岳南峰頂上に到着4:33AM、小屋から実質40分くらいでした。 |
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山頂のN婦長、全然余裕。涼しかったので登りやすかった〜〜と一言。夜中はいいね涼しくて・・・とのこと。 |
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鹿島槍シルエット・・・滝雲が美しかった
4:57AM
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婦長さんからのもらい物。色が・・怖い・・ |
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ご来光を拝見できたのはさすが深夜発の威力ですね。5:06AM(爺ヶ岳中峰にて)ここが爺ヶ岳最高点です |
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ウ〜ん雲海だ〜久しぶりの光景
5:06AM
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6:47AM 剣にも陽が当たりだした |
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爺ヶ岳中峰2669.8mから見た鹿島槍ケ岳 |
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鹿島槍東面は崩落が激しいようです |
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冷池山荘通過 6:11AM
多くの宿泊者が居て(*_*)!立派な小屋でした液晶画面テレビがつけられ気象予報が映されている
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冷池小屋上部より鹿島槍 7:18AM |
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鹿島槍へ最後の登り 7:19AM |
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山頂標識です 7:51AM |
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今登ってきた尾根を振り返る。なだらかな光景から北上するに従って徐々に険しくなるのがこのコース、鹿島槍から以北はさらにガレ場が多くなりそう
7:53AM
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鹿島槍南峰から下り北峰へわずかだが、このまま五竜まで進むことを決意し北峰はパスし縦走路を行く。南峰からすこし進み今居たピークを振り返る。
ガス湧く鹿島槍 8:29AM
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同じく振り返って鹿島槍南峰ピーク |
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八峰キレット 通過 9:16AM |
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キレット小屋・・・狭い鞍部に立派な小屋!
9:28AM
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後方は鹿島槍北峰 9:51AM |
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五竜2814mが徐々に近づいてきた
10:20AM
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左奥から、五竜本峰、尖り北尾根の頭2560m、口の沢のコル2416mからの見上げ |
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小刻みなアップダウンが続く鹿島槍〜五竜間の岩稜〜ガレの道は意外に長く感じる |
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北尾根の頭2560mから正面に五竜本峰 10:57AM |
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G5:2645mに向けて・・・ここからが五竜への核心 11:17AM |
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G5にさらに接近 |
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ほっと一息 |
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G4からG5:2645mを振り返り。 |
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婦長さんも順調 |
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へばりつきながら登る・・・の図
後ろはG4手前ピーク,G5真ん中ピーク
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私は一足先に五竜ピークいただき。セルフで・・・12:40PM。目標の1時は何とかクリアー!!この後婦長さんも1時までに山頂着。時間がない!!山頂滞在約2分で山荘に向けて下山開始。 |
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五竜山荘見下ろし。さあ!この後ゴンドラに間に合うのか??雲行きも少し怪しい。ガスが湧いてきたぞ〜雷が発生する可能性が増えてきたので全力で下山開始 |
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13:19PM五竜山荘通過 |
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白岳ピークから、振り返って五竜岳よ、さようなら・・・・・13:2PM |
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中遠見の池より五竜岳・・・やや雲湧きごろごろなり始めたぞ〜〜
14:15PM
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婦長さんからの頂き物1.
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この後はとにかく小走りで急ぐ・・・下山は婦長さんのことも考えると何とかゴンドラ利用で降りたい。走れ走れ・・・・ |
婦長さんからの頂き物2. |
大遠見:13:50PM
中遠見:14:10PM
小遠見:14:40PM
地藏の頭:15:00PM
ゴンドラ上駅:15:15PM
ゴンドラ下駅:15:35PM
タクシー:神城〜大町〜扇沢16:05PM
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婦長さんからの頂き物3. |
大町温泉郷:薬師の湯16:15〜16:45PM |
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17:00現地出発〜豊科18:00〜駒ケ根19:00〜岐阜各務原21:15〜自宅21:45 |
長い長い日帰り縦走はこうして無事終わりを告げました・・・帰りの車の中はかなり眠かった。何とか顔を叩きながら睡魔と戦ったのが、山行よりもつらかった・・・・
婦長さんも頑張りました!累積標高差は何と2700-2800m、水平移動距離27kmは彼女の記録更新でしょうね・・・私も過去の山行のしんどさに迫る感じでかなり充実の行程でした。休憩時間も詰めてゆけば後1-2時間は早く駆け抜けれたでしょうね・・・
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【注】本コースは危険度の高いコースです。十分な情報と判断が要求されますことを付け加えておきます。ここでの情報は筆者の主観によるものでありガイドの役目ではないことをご了承ください。山で生じた不利益はすべて本人の自己責任のもとでの行動に負うことをご理解ください。
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