【日時】2008/02/03(日) epochmakeな一日・・・・山スキーヤーの集いとスーパースターと行く乙妻山 |
【山 域】乙妻山 |
【コース】大橋〜間違い尾根??〜乙妻山山頂〜北東斜面〜大橋 |
【場 所】 乙妻山 2318m 【標高差】 約1705m、最高到達点:乙妻山2318m、行動時間:8時間10分 【メンバー】早川氏・星谷氏・篠崎氏・操 潤 【天 気】 小雪〜風雪 【装 備】早川氏:ノアの箱舟ことpontoon、星谷氏:ノルディカファットスキー、篠さん:アトミックディラン170cm、スカルパ、タルガG3私:ハボック173cm、ガルモントGライド、ディアミール、 、【私的お勧め度】滑走快楽度★★★:景観★☆、登高難度:★☆ (※☆〜★〜★★★:三つ星評価;天候・雪質の状態で滑走・登高難度は変わります) |
2月2日土曜日 平成山スキーの牽引者たちここに集う・・・・・長野県某所 午前の仕事をそそくさと終わらせ、仮眠する。そしていつもよりも早い5時に岐阜を出発した。目的地は長野県戸隠である。高速を300kmひた走り某山荘へ・・・ 現地に到着したのは夜9時を回っていた、丁度私が到着した後すぐに早川氏も到着し、会は益々盛り上がり佳境に・・・その後も宴会は夜遅くまで盛り上がり(恐らく盛り上がっていたのでしょう・・・我々は翌日の山スキーに備えて夢中の人となっていました!)明日の山スキーを楽しみに夜はふけたのです。翌日3日は早川氏・星谷氏・篠崎氏と夢のようなメンバーでの山スキーだ!本当は三浦大介氏や堀米氏の活動も拝見したかったのだが皆さんは前日の同ルートを登られたようで、それは叶わなかった。 |
肖像権とかプライバシーもありますので小さく・・・・ |
2月3日日曜日 カリスマ山スキーヤーはすべてが違った・・・ 我々4人が目指したのは、メジャールートの乙妻山北東斜面。私はこのエリア自体が初めてでさすが雪深いエリアで始めての山の行動はわくわくする。しかも強力な仲間だから、真っ暗な行動でも微塵の怖さもない。大橋から林道を進み、通常のルートから前日三浦氏からご教示いただいたハシゴ尾根(?)を目指すが酒の勢いか?覚めぬ酔いのせいか?(意外に皆いい加減なのか!?)いきなり尾根を間違えて途中でトレースが無くなる登行ルートをとってしまった。しかし引き下がることをしらないメンバーは”ちょうどいいラッセルだ!!”と言わんばかりに(早川氏は実際にこう言ってましたが!)浮沈空母Pontoonでガンガンラッセルする。そして星谷さんも負けじと行く!僕もガンバッってちょこっとラッセル(役に立ちましたか?)とこのまま尾根を登り詰めてゆく。途中から積雪自体はそんなに深くないがとにかくクラスト面に20cmの新雪・・・ともっともホットでリスキーな斜面を一定間隔を空けながらもがんがん進む、時にパシッと斜面に亀裂が走り結構ビビリりながら。(ある程度の危険性は予測しながら行動してはいましたが)そして斜度30度のオープン斜面で小規模だが10m上方から幅10m厚さは20cm位の表層が雪崩れた。先頭の早川氏はとっさに足を踏ん張ばり耐えた。この先もうしばらくオープン斜面があるがどうるすか協議・・・・でた答えは・・・行くよ!!であった。危険地帯を最小限で越えるような急登ルートを星谷さんはスキーで行く(これにはかなりおったまげた!)。早川さんはツボで一気に行く!やや躊躇しながら別行動のほうが危ないと感じた私もツボで突破とした。ほんの5分の登りであったが最短コースで登り上げた。稜線上はややガスが多い広い丘陵で見えない山頂方向を見定めて進む。無事5時間強で山頂到着。ここまでの間、シール脱着・キジウチ以外はほとんど休みも補給もなくガンガン来た感じであった。とても厳冬期のルートとは思えない(普通で言えば天候は不良、皆さんにはまずまずの天気!だったそうです) 今回は残念ながら参加されなかったが、もし深沢さんがいたらワンランクスピードが上がるんじゃなかろうか??つまりどんなに頑張っても私の登高スピードは全くもってついてゆけない可能生有り!(たとえると、私がトレースありのルートを登るのと同じくらいのスペードで膝ラッセルする・・・といった感じか。早川さん・星谷さんはトレースがあろうものなら、登り斜面でもスケーティングしてるの?という勢いでスイスイ行ってしまう・・・) どんな状況でも山頂を目指す姿勢・執念はすごいがとにかく足を引っ張らないように頑張るしかなかった。おかげでこの後は足に来てしまい下りの余力はかなり失われpowder満喫とは行かなくなってしまったのが悲しいのでした。足ががくがく・雪酔いも手伝って平地で2度もコケました・・・彼らが1ピッチで行くところを私は3ピッチで・・・ 滑走は早川氏を先頭にどんどん降りるが私も篠崎氏も先行2名についてゆけず、何度か沈没・・・・何事もないかのようにスイスイ落ちてゆく早川氏・powder巻き上げて豪快ターンを決めまくる星谷氏・・・・カリスマ・スーパー山スキーヤー達はやはりすべてが違うのでした。 危険もあったが、それを改めて肌で感じて学べたという意味では勉強になりました。体力・精神力・集中力はもう持って生まれたものであり今更鍛えたところでそう変わらない年齢なので、少しでも体力が落ちてゆかないように努力をしようと思うのがせいぜいであったというのが今の正直な気持ちでしょうか。 しかしながら素晴らしい2日間を提供していただいた篠崎さんや、主催者の皆さまには大感謝であります。これに懲りずにまた、早川氏・星谷氏にご一緒させていただければ幸いに思う次第であります。 ルートその他は既に早川氏・篠崎氏から紹介済みで言及すべき点はありません |
暗い厳冬の夜道もこの人たちと同じなら怖くはありませんでした!登りはちょこっと写真あり。下り滑走は写真をとる余裕さえなかった・・・・ |
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F1マシンかと思う勢いでガンガンラッセルする、浮沈艦Pontoonの早川氏。シール脱着と用足し以外途中の補給はほとんどしていないんじゃ・・・原子力空母でもあるまいし・・・次回はディーゼルエンジンくらいでお願いします。 予定ルートから大きくずれてしまいなおも登り詰める。そして雪崩れる危険が予測され、事実雪崩れもありました。そして、それぞれの考え方もあり、悲喜こもごもな場面もありましたが、最後には強者達は最後までピークを捨てませんでした・・・ |
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早川・星谷両氏にはまずまずの天気とのことです。軽い風雪の中で危険な場面も遭遇しましたが、ちゃんとピークも踏んで来ました。 | |||
整地ゲレンデのごとくにかっ飛ばす星谷さん。星谷早川両氏にはついていけません・・・酒が入ってると普通の酔○ぱ○○でした。今度はペースを落としてもらうために、滑走前にはエタノールを注入して少し麻痺してもらおうかな・・・・というわけでついてゆくのが精いっぱいで写真はありませんでした。星谷さん・・・どんな斜面でもデモ系の滑りで気合いで滑走。早川氏・・・浮いているんですか??という何事もなくふわ〜〜〜と落ちてゆく滑り・・・ 2人の滑りを見て了解不能な、みさお・しのざきでありました・・・僕らもそんなに遅いほうでもないし、結構頑張れるんだけどね・・・と顔を見合わせてしまいました。・・・とにかく皆さんの足手まといにならないように頑張りましたので許してください。これに懲りずにまたご同行させていただけるのチャンスがあれば幸いです。 |
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この後は、戸隠中社にある温泉と有名蕎麦屋”うずらや”できちっと温泉と蕎麦も押さえておきました。 戸隠の有名店うずらやさんで・・・二八だと思います有名店にありがちな”??”マーク店ではなく客に対するホスピタリティーもしっかりしており、味も期待以上で、そば湯も大好きなポタージュ系・・・十分合格点でした。 |
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蕎麦も温泉も押さえておけばもう思い残すことはありません。この後高速道路の通行止めとノロノロ運転と睡魔の格闘とのことを考えなければ・・・・戸隠を出発したのが午後4時ごろで帰り着いたのは夜11時でした。 | |||
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☆星谷さん早くブログ開通してね! | ||
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【注】本コースは危険度の高いコースです。十分な情報と判断が要求されますことを付け加えておきます。ここでの情報は筆者の主観によるものでありガイドの役目ではないことをご了承ください。山で生じた不利益はすべて本人の自己責任のもとでの行動に負うことをご理解ください。 |
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