全体図 |
2008.04.15日火曜日・・祝祭日以外で初めて平日に休みをとりました。(本当は当番は何もないだけで休みではないのですが、ちょっとズルかな?) ★★国立ではなくて岐阜県立(でした)御嶽少年自然の家に駐車(ここの管理人はいやらしい!無断駐車だとショベルカーで雪を、車の周りに積んで出られないようにして、さらに車の後ろにショベルカーを置いて出られないように・・まあ無断駐車はいけないけど、深夜早朝で管理人は起こせないよな〜)とにかくいやらしい仕打ちをされるので、駐車するときは一声掛けてください。というよりここには置きたくないね!!
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5:00 いわく付きの御嶽少年自然の家駐車地点・・・ここからスキーブーツをぶら下げてスニーカーで1.5km先の濁河温泉登山口へ・・・ |
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6:00 草木谷にかかる橋を渡って夏道は尾根側へ・・・今回はこのまま草木谷右岸を詰める。次々に堰堤が出現 |
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堰堤右岸を適当に巻きながら詰める |
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広い場所もあるが正面奥は崩落地形。先は長いので、ここで無駄な時間を食うわけにはゆかない・・・草木谷を詰めるかどうか、早めにあきらめるか判断して、今回はこの先の長い行程優先で300mくらい戻って夏道に向けて斜面を登りあげ尾根に出た。 |
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谷は完全に埋まっておらず右岸を進んだ・・ |
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夏道の尾根から摩利支天を見る |
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まずは飛騨山頂をゲット |
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摩利支天岳基部より三の池に向かって滑り込み。ターンごとに湿雪が浅く雪崩れる・・・ |
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出来るだけ高度は落としたくない。水平気味にトラバース。ややスリップしやすくなる。危険があれば即アイゼン歩行に切り替えだ。 |
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山頂部はひたすら広く火口と池(雪で隠れてますがね・・・)が点在し、白の世界が続く・・・ガスったら最後・・・ |
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火口湖に点在する小屋。夏にはここを白装束のお遍路さんで賑わうのだろうね・・ |
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背後の屏風地形右端は摩利支天、その右の奥が継子岳〜飛騨山頂の稜線・・・二の池付近から・・・何もない、誰もいない・・ 今回の山頂火口湖付近の横断は小刻みにアップダウンが続き、シールのまま進むか滑走で楽しむかかなり迷うところだが、時間を優先に考えて、シールの脱着をこまめに行った。時間短縮対策として、シールは首の回りに巻いて脱着は約2分で完了。極めて効率が良く、シールも乾かすことが可能であった。ただし髪の毛がひっついて、抜け毛が多い人は要注意よ!! |
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剣ケ峰3067mはきっちりゲット。ほぼスキーは脱がずにここまで登頂。雪崩れそうな斜面のみツボ足アイゼン直登とした。今日は3000m峰だからいちばん高性能なペツルアイゼン装備とした。ここまで水分補給・行動主食カーボショッツ補給意外はノンストップで行動。3000m付近では息が切れてしまった・・・ |
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11:35 剣ケ峰山頂・・・予定時間を20分ほど短縮できた。日曜日なら多くの登山者がいるはずなのですが。 |
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剣ケ峰山頂から火口縁に沿ってガレ斜面をアイゼン歩行。スキー滑走も可能であったが、やはり時間優先での行動。岐阜県側山頂部へ移動途中。あまり見たことが無い地獄谷の光景・・・ここに落ちたら絶対発見されないよね。 |
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激しく崩落した火山地形。地獄谷とはまさにこれ・・ |
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これも地獄谷の一部 |
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左火口縁ピーク(高度計では3050m)から豪快にスキー滑走。3000mオーバーのピークスキーだ!!この冬3000mピークからのダイレクト滑走は3回目。コルまでは最大斜度で30-35度くらいか?もっと緩いかもしれません。雪質も柔らかパックスノーでコントローラブルであった。快感大滑降! |
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継母岳を仰ぐ・・・尺ナンゾ谷源頭部付近から。ここは白山湯ノ谷付近と感じは似ている |
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2500m付近で岐阜のオールラウンダー石際氏のお友達の春日井さん、お仲間の澤野さんとすれ違う。背後は継母岳 |
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彼らのつけてくれたトレースにしたがって滑降。巻きのところはありがたかったです。尺ナンゾ谷は少しづつ狭くなり・・・沢状地形をなす。 |
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2050m付近に滝。ここは右岸の樹林の中を簡単に巻ける。 |
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振り返ると・・・継母岳のみが目立つ(滝の巻き付近から) |
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第一渡渉点?でドボン!!完全に体は水没。スキーが岩に引っ掛かって起きれず・・・深いときは注意が必要・・・徒渉で水死だよ・・・特にスキー担ぎはね・・・このあたりはトレースがあるのだが交錯しており、どこがいいのか皆目見当付かず・・・最後は川の中をじゃぶじゃぶゆく覚悟でルートを選んだ・・・結果は3箇所の渡渉にぶつかってしまった・・・本当のところはどうだったのかな??今日はヘッデンを忘れてしまっているので、遅くはなれないので行動はスピーディー。時間にはかなりシビアとなった。・・絶対にルート見過ごしは許されなかった・・・でもやっぱり間違えてしまったけどね。 |
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真ん中の石を渡っていてつるっと滑って・・・・ザックの中まで水は浸入!この中の石は苔むしていて滑りやすい・・・ずぶ濡れでアップダウンの浅い樹林をさまよう形で歩き、何とか人工物の匂いがぷんぷんした場所に出て工事中林道に出くわした。植林とかで沢山のリボンがぶら下がっており、ルーファイが惑わされる可能性有り。 |
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駐車場ではいやなことがありましたが、最後はずぶ濡れになった体を温泉で暖め、さっぱり。帰りのロングドライブで職場復帰は予定より遅くなってしまった。・・・ここはとにかくアプローチが遠く不便である・・・ |
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あの稜線を縦走したんだな〜〜〜と帰路の峠道から御嶽遠望す。 |
山行後記: 1. 尺ナンゾ谷ルートは登りで使うのはかなり大変かも知れません。今回の様に下りでコースをとると滑走はかなり楽しいのですが、2000m樹林から渡渉点のルーファイに苦しむので、それも難有りですが。気力があれば今回の周回はかなりエキサイティングです。 2. 御嶽少年自然の家の件:朝4時到着時点で管理棟には電気もついておらず駐車を申し出ることは無理であった。車の周りには雪のブロックは朝にはなかったので、わざわざ積もった雪をショベルカーで切り崩して、車の周りに積んでさらにそのショベルカーと職員の車で周りを囲い込み出られない様にすとは・・・大したいやがらせだ!こんなことしか仕事がないのかよ、暇にもほどがあるぜ!!一応謝ってっショベルカーはどかしてもらったけどブロックの雪は動かそうともしない・・・車のバンパーで吹っ飛ばしてやった(傷ついたけどね・・)このパワーハラスメント施設には近寄らないほうが無難そうです。恐らくこのエリア周辺も有名になったため、山スキー関連の無断?駐車が増えてきて、向こうもかって知ったる・・・であろう。だからここまでして、かなりの懲らしめをするのではと、理解しておりますがね・・・今後このエリアを利用する場合は濁河温泉地内に市営駐車場というのが点在しているのでそれを使いましょう。少し場所が離れますが・・・・ |