穂高の秋1

横尾から1時間くらいで屏風岩につく

その山肌には水彩絵の具をちりばめたような彩りが旅するものの心を引きつける

本谷を詰め涸沢に向けて歩いてゆくと徐々に穂高連峰が姿を現す

真っ赤に色づいたダケカンバがここまでの疲れを全て忘れさせてくれる

その真っ赤に燃えるダケカンバの向こうに涸沢圏谷の象徴とも言える涸沢槍が一際鋭く望める

涸沢での代表的な光景

モルゲンロ−トに燃える涸沢槍
カ−ル全体が荘厳んな雰囲気に包まれる瞬間である

少し時間が経過すると峰々は黄金色に輝きを放つようになる
朝日が頭上に上るとその全貌をあらわにする.山肌に紅葉が映える.山は一刻一刻その表情を変えている

秋の涸沢はダケカンバやナナカマドが原色の紅を放ち競い合っている.

カ−ルの山肌のあちこちにも赤・黄・緑のカラ−パレットを広げたような限りなく美しい彩りをうかがうことができる.