夏の槍-穂連峰(1999年夏)
槍ケ岳山頂より穂高連峰を望む直線距離ではほんの数キロに見えるが,この途中には難所大キレットがが待ち受けている

槍ケ岳より北穂高への縦走路をゆく

大喰岳より後方を振り返ると槍の穂先が天空を貫いている

ようやく大キレットを越え北穂高岳にたどり着く.ここより後方を振り返ると長大な尾根のはるか向こうに槍の穂先が小さいが鋭く天を指していた

殺生ヒュッテ前より朝日に光る槍の穂先

槍の穂先に近づくにつれその異様さは徐々に岩の固まりと変わってゆく.

北穂山頂より槍ケ岳遠望

空はこの上なく広かった.

槍ケ岳山頂より望む冨士山
”俺のことを忘れるなよ”といっているかのように雲海に浮かぶ優美さはやはり日本一である.
夕照の槍ケ岳

北穂山頂より槍ケ岳遠望

槍ケ岳から北穂高へは途中に大キレット〜飛騨泣きなどの難所を通過しなければならないが,これが結構体力を要する.できるだけ背負う荷物は少ないほうが賢明であろう.直線距離では本当にわずかな距離だがアップダウンも多く,稜線は狭くバランスを崩すとひとたまりもない.しかし,適度な緊張を持続しながらこれを乗り越えた時には本当に充実感がある.

山での風景1

北穂山頂にて

ベストショットを目指す者たち
季節は夏であったがこの時間の3000mではかなり寒さがこたえるようになる.

涸沢圏谷にて

ヘリは力強く荷揚げを繰り返す.あっという間に飛び去りまた現れる姿を見ていると,時には”これに乗れたら楽なのに・・”などと怠惰な気持ちがよぎる