2002年海の日・・・ヤマやさんにとっては、海の日ではなく、いわゆる夏山シ−ズンの始まりの日・・・めでたい日なのである。誰もが、ギラギラと射す強い夏の日差しの中、脱水症状と戦いひたすら山頂を目指すもの・・・そして、稜線歩きを闊歩するもの・・・こんな光景を頭に浮かべながら、山々を目指す日なのである。 |
そして、時を同じく北アルプス南部へでかけた方々は同様な経験をしたと思いますが、こんな情景とは全くかけ離れた、天気であったため、今回は写真撮影など全くもって、不可能だったのである・・・ことを予めお断りしなければならない。 |
2002年7月20日深夜、中級ヤマやさん2人は、兼ねてから企てていた1泊2日穂高岳山荘泊・奧穂高−西穂高の難度AAAの縦走を果たすべく、車中の人となっていた。深夜3時新穂高口に到着後、仮眠をとり早朝5時から穂高岳山荘を目指すべく、![]() ![]() ![]() |
夕食までの時間は、少し横になってウトウトしてしまう。前日は仕事が終わってからの直行であったため。とにかく眠たい。(やっぱりかなり無理な計画であったか!!)5時からの夕食・・・メニュ−はコロッケ・大根のおでん風煮付け・シュ−マイ・サラダ・みそ汁・・・などなど。(個人的には北穂山荘の豚生姜焼きがよかったかな・・・)夕食後は何故か、アマゾンの自然を写した写真家のスライド上映が行われていた。何故アマゾンなのか・・・此処は穂高岳なのに・・・6時55分からのNHKの気象情報の時間には小屋に泊まっているほぼ全てのヒトと思われる人数がテレビの前に群がり、一喜一憂している。そう、気象情報は北アルプス南部は曇り後雨・・・無情である。北アルプス北部〜後立山連峰・・・曇り時々はれ・・・まるで裁判所での判決文を言い渡され、有罪が確定したした時・・もしくは、最後の受験校も不合格で3回目の浪人が確定??した時のような気分なのである。(何じゃこの喩えは・・・)しかし我々は諦めない・・・・明日は必ず晴れさっ・・目が覚めれば周りは雲ひとつ無い、無限の光景が広がっているはずさっ・・・そして、窮屈な中、就寝。朝3時起床、出発予定4時。![]() |
朝、目が覚めると、小屋の屋根に何だかザ−ザ−と騒がしい音???![]() ![]() |
これも自然の営み、誰も逆らうことはできない。キッパリと西穂へのル−トを背にし、前穂を目指す。そして、前穂を経て、岳沢へ急下降する。このころから雨は上がり、ガスも薄くなりはじめる。下降を続けるに従い、ガスは山頂部のみとなり、ずいぶんと蒸し暑さが強くなる、![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
さあ、車に乗って帰りましょう![]() |
その後、車の渋滞に巻き込まれながら・・・・帰宅の途につくのであった。 |
|