【日時】2008/04/27(日)
有効視界10mの別山;恐る恐るピークハント・・・最新型高感度GPSは完ぺきに僕を見守ってくれた!
【山名】別山 2399m
【山域】白山
【コース】市ノ瀬〜チブリ尾根〜曲池〜チブリ避難小屋〜御舎利山〜別山ピーク(往路往復)
【日時】2008年4月27日(日)
【メンバー】操 潤 単独 
【装備】操:FISCHER X-PEDITION150cm、ディアミール、ガルモント
【天気】雨〜みぞれ〜ガス(有効視界10m)
【行動時間】7時間20分
【累積標高差】約1650m
【水平移動距離】約17km位
【私的お勧め度】滑走快楽度:景観☆、登高難度:★★★ 
(※☆〜★〜★★★:三つ星評価;天候・雪質の状態で滑走・登高難度は変わります)
行動概要


全体図





    
市ノ瀬出発 5:10AM
チブリ尾根取り付き 5:38AM
標高1300mシール歩行 6:30
1500m曲池上部 7:00
1800m稜線 8:00
1900mチブリ尾根避難小屋 8:30
御舎利山山頂 10:13
別山山頂 10:25
御舎利山 10:50
2300m地点滑走開始 10:55
1300m滑走終了点 11:45
登山口 12:27
駐車地 12:40
帰宅 17:30

4月15日に御嶽に行って以来の山です。山スキーのハイシーズン、さすがに2週間空くと、もうシーズンが無くなってしまうような焦りも感じたり・・・天候は今一つのようだが、午後には晴れる予報それを信じて、まずは手堅く白山方面を攻めてみよう。昨年同時期にも白山へ行ったがこのときは暑いくらいで、脱水ヘロヘロになって登ったのでした。

GW初日・・・天気予報は回復傾向なのだが果たして・・・・というかなり曖昧な状況での山行です。しかも先週、コンビニ駐車場で車をぶつけて(自損)修理中にて代車を借りても、なお・・”山スキー”なのです。さらに今回はいつものショップで最新型高感度チップ搭載のGPSを借りての行動で何かと心強い・・・単独ではGPSはもはや必須アイテムです。

朝3:00市ノ瀬着。奥のゲートまで行ってみたら、3台の車が・・・そのうちの1台は金沢ナンバーアルファード・・・傍にロードレーサー・・・やっぱHAYAKAWA先生だな〜というわけで私は、チブリ尾根から別山〜御舎利山にゆきます。日の出5時15分とともに出発予定。4時30分の段階でうすら明るくガス濃くぽつぽつと雨すら降っている。周囲はうっすら明るいだけで重く雲が垂れ込め、今にも啼きだしそうなそんな気配。ちょっとふて腐れて二度ね。出発時間を30分遅らせることにした。今日の目的は別山谷ルンゼと登りかえして御舎利山北面ルンゼなんだけど・・・。あきらめてこのまま帰えか・・・と迷いつつここまで遠征して、でもここまで遠征して、何もせずに帰るほど、根性無しじゃないぞ〜ということを証明するため、後先考えず、まずは御舎利山ピークを目指しましょう・・・

チブリ尾根取り付き5:38

至る所で全層雪崩・・・6:54

ここが発生点・・・

チブリ尾根避難小屋・・・08:31

御舎利山・・・真っ白で強風・・・誰もいないよ、やっぱり・・・10:13

昨年のGWでの御舎利山(左ピーク)と別山(右ピーク)。今回は真ん中の別山谷滑走を目論んでいたのですが。

御舎利山山頂標識10:13

別山山頂祠10:25

ウ〜〜〜寒ざむしい・・・氷点下2度でした。体感は-10度くらいかな〜。まだまだGW前半は冬に舞い戻ってしまいますね。10:28

山頂はガスガスで寒い・・・厳冬期かいな??10:28

ツボ足でつけたトレースを絶対に見失わないように・・・11:15

白山本峰も真っ白、朝一はもっとひどかった。周辺全体が真っ白のガスだったのですが・・・HAYAKAWA先生は山頂まで登ったかな・・11:31

岳樺帯を斜滑降・・・下りはわずか55分・・早すぎます・・・でも天気も悪いんでとっとと帰りましょ・・・11:38

帰ってきました・・・12:27

代車で山スキー12:50暑いのか寒いのか良く判らない天気でした。

蕎麦と温泉もきちっと押さえておく

温泉は・・白峰温泉

白峰温泉で自宅おみやげに豆腐も買ってしまう13:47

午後になると晴れてくるのでしょう。下界はかなり暑くなってきました。

蕎麦は越前大野(福蕎麦でおろし蕎麦)14:35

ホワイトアウト下、単独という、極めて危なっかしい山行でしたが、あきらめない根性が証明されました・・・なんて自慢にもなりゃしない・・温泉で暖まって、さあ200kmの帰路につきましょう・・・

【山行後記】

1.天候は当初はもう少しは約回復かと思っていましたが、しっかり悪天に捕まってしまった。単独としては、ちょっとは自重しないとな〜と思いながら、山頂まで行ってしまうのは我ながらいかがなものか?と思ってしまった。結果オーライだったのですが。今日は前泊のツボあしさんのトレースに助けられました。昨年も同ルートでだいたいのコースはわかっていたのですがね。

2.最新型GPS(LEGEND HCx)は高感度チップということも有り衛生補足が極めて早く、樹林でのログ切れもほとんど無く、とにかく現在使用中の60CSJシリーズより小さく携行に便利である。借り物ですがいっそ買い替えてしまおうかと思った次第です。こんな天気でも行動できてしまうのはGPS様々であるが、それでもスキーの場合はほんの数ターンでコースミスするので絶対ではないですが・・・今回もわずかにルートアウトしましたが・・・

【注】本コースは危険度の高いコースです。十分な情報と判断が要求されますことを付け加えておきます。ここでの情報は筆者の主観によるものでありガイドの役目ではないことをご了承ください。山で生じた不利益はすべて本人の自己責任のもとでの行動に負うことをご理解ください。

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